コスメブランドの持続可能な組織体制づくりに伴走し、統一感あるクリエイティブを実現
OPERAは、日本で初めてスティック状の『リップティント』を開発したコスメブランド。事業の急成長につれて、制作に携わる外部のパートナーも急増。各媒体で発信するブランドのクリエイティブを統一できていないことが課題でした。
IDENTITYは、2018年よりOPERAのプロジェクトマネジメントに伴走。プロジェクトマネジメントから、パートナーシップの構築、ナレッジのマネジメントまで、持続可能な組織体制の構築に取り組みました。
事業拡大の一方で、ブランドのクリエイティブに少しずつズレが発生
OPERAは、日本で初めてスティック状の『リップティント』を開発。同製品は、年間10万本で「ヒット」と言われるリップの市場において、2016年の発売から累計800万本(*)以上を売り上げ、各種ベストコスメなどを3年連続で受賞しました。
一方で、関わる会社も増えたため、広告、Webサイト、SNSなど、各媒体でのクリエイティブにズレが生まれます。複数の外部パートナーとともに、クリエイティブ制作を手がける同社。ブランドのクリエイティブを統一するために、各社の強みを生かした体制の構築は急務でした。
連携しやすく“フラットな組織体制”を構築するためのサポート
そこで、IDENTITYは、各社が連携しやすくフラットな組織体制をつくるために、以下の3つを提案をします。
- 関係各社間のよりフラットなコミュニケーションの構築
- 社内の進行管理体制の整備
- 会社間のデータの一元管理
コミュニケーションをフラットにするために、メールよりも迅速に確認や返信ができるチャットツールを導入。用途別にトークルームを作成し、コミュニケーションの体制を構築しました。また、スケジュールをBacklogへ移行し一元管理。日次や週次で関係各社へリマインドを実施し、プロジェクトマネジメントに伴走。最新のデータの在りかが誰でもわかるように、Dropboxを通じたデータ管理も導入。各種ツールの運用ルールの策定や、マニュアルの制作も行いました。
社内外へ統一感あるクリエイティブを発信。持続可能なブランドづくりを
結果、コミュニケーションコストの削減につながり、外部のパートナーと連携しやすいフラットな体制を構築。2019年5月に『唇から、はじまる』をテーマに、製品からWebサイトまで、ブランドをリニューアルしました。リニューアルを機に、制作体制も一新。OPERAが目指す、経営とクリエイティブがセットになったブランドづくりの実現に向けて伴走しました。
(*)2016年10月14日~2019年11月24日期間
POINT
- 各関係会社との間に入り、プロジェクトマネジメントに伴走
- コミュニケーションルールの整備
- 各種ツールを導入し、連携しやすい体制を構築