急成長ベンチャーの“指針”を定め、組織メンバーの関係性を深めるCI構築プロジェクトに伴走

Client
株式会社テクムズ
Solution
CI/VI構築
2020.10.28

株式会社テクムズは、製造業や小売業向けに、人工知能を活用したソリューションを提供する企業です。同社は、資金調達を皮切りに、社員の積極採用や海外への事業展開など、順調に事業を拡大するなかで、創業時に掲げたコーポレートアイデンティティ(CI)と現状のズレに違和感を覚え、短期間で大幅に増えた社員、外部パートナーとの「関係性構築」に課題を抱えていました。

IDENTITYは、テクムズと、ワークショップデザインやコピーライティングに専門性を持つ企業との橋渡しを担い、CI構築プロジェクトのコーディネーターとして伴走しました。

事業拡大の一方で、組織の指針となるメッセージが不明確に

テクムズは、2019年6月に6.7億円の資金を調達。品質検査AIや画像認識AIなど、人工知能を活用したサービスを国内外に広く展開すべく、オフィスの拡大や社員の積極採用、マーケティング投資の増加など、短期間で大幅な事業拡大を遂げました。

AIを活用した品質検査のソリューションを提供

一方、創業から期を重ねるごとに、事業が目指す方向性や、社会に提供したい価値の幅が上がり、創業時に定めたCIと現状の考えとのズレから違和感を覚えるように。社員総出のミーティングで、CIに繋がりそうなキーワードを出し合いましたが、納得のいく形にまとまりませんでした。

また、社員やパートナー企業、株主など、関わるステークホルダーが一挙に拡大し、一つひとつの「関係性」が希薄に。組織の土壌をしっかりと耕し、長く太く根を伸ばすためにも強固な関係性づくりが急務となっていました。

CIの生成、組織の関係性を深める機会の提案と開催をサポート

そこで、IDENTITYはビジョンの生成と共に、ステークホルダーとの関係性を深めるきっかけとしてワークショップの開催を提案。最新のワークショップデザインの方法論を駆使しながら、複雑な課題解決のプロジェクトをファシリテートする株式会社ミミクリデザインにワークショップの設計から実施までを、コピーライティングに専門性を持つ株式会社デラシネにはCIの成形を依頼しました。

IDENTITYは、コーディネーターとして3社の間に入り、打ち合わせのセッティングからワークショップの開催に向けて必要な意思決定のサポートなどを担当。開催当日も同席し、
要所で両社のメンバーとコミュニケーションを取りながら、CIの原案が着実に固まっていく様子を見守りました。

参考:急成長ベンチャーの求心力向上を目的とした、新たなコーポレートアイデンティティ構築プロジェクト

CIの生成、組織の関係性を深める機会の提案と開催をサポート

終了後、ワークショップを通じて可視化された思いの数々から、デラシネがCIを成形。経営陣とのディスカッションを経て、最終調整を行い、納品に至りました。

組織の主要メンバーだけでなく、新入社員や外部パートナーもワークショップに参加したことにより、組織全体にとって納得感のあるCIが誕生。社内外において「一貫性のあるメッセージの発信」が可能になりました。

参考:最先端 AI サービスを展開するテクムズ、総額 6.7 億円の資⾦調達を実施 〜あらゆる⼈に寄り添う最先端 AI サービスで「未来をひらく」〜

POINT

  1. ビジョンの生成、組織メンバーとの関係性を深めるワークショップの開催を提案
  2. ワークショップデザインやコピーライティングの各分野で高い専門性を誇る企業を紹介
  3. 各関係会社との間に入り、CI生成プロジェクトのコミュニケーションを仲介